- 2013/12/06
- writer: ノリ
『 あなた、言葉おかしいよ。 』
おはようございます。
Natural Loungeの中谷です。
今年も、毎年恒例の流行語大賞が決まりましたね。
「 じぇじぇじぇ 」
「 今でしょ! 」
「 倍返し 」
「 お・も・て・な・し 」
他TOP10はこれです。
「ご当地キャラ」「アベノミクス」「特定秘密保護法」
「PM2・5」「ブラック企業」「ヘイトスピーチ」
TOP10の中から過去最高の4つの大賞を観ると
おもしろいことに気づきました。
あなたはどんなことに気づきました?
大賞の4つは、何かを意味する言葉としての存在価値が大きいわけではなく、
人が発する(発した)言葉であることです。
4つの言葉を聞くと、
どれも特定の人が浮かんできますよね。
もちろん、昔から使われている言葉であったり、
他の人も使っていたり、
TOP10の言葉も人が発する言葉ではあります。
しかし、大賞4語には強いパーソナリティーを感じます。
その人と取り巻く環境が創りだした「情景」「空気感」が鮮明で
心を動かした「言葉」だからこそ大賞になったのだなと感じています。
話を冒頭に戻しますが、
「あなた、言葉おかしいよ。」
これは、あなたに向けていったのではありません。
私が言われた言葉なのです。
あなたは自分の日本語に自信がありますか?
言葉は人を表していきます。
言葉には魂が宿るといわれます。
一つ一つの言葉の積み重ねがあなたを作り、また、人から見た「あなた」にもなっていきます。
先ほどの言葉、「あなた、言葉おかしいよ」。
これは、居酒屋で刺身を提供した時に、お客様のフィリピン人のおばさんに
ダメ出しされたのです。
私はなんの迷いも無く、
「お刺身になります」と言ってお出ししました。
するとそのお客さまは、
「それは、ならないよ。なるんじゃないよ。お刺身でございます、でしょ?
しっかりした言葉を使うと、格が上がっていくし、
お客様の質もあがってくるから
きちんとしないとダメだよ。」
こう指摘をしてくれたのです。
この方のおっしゃることは正しい。
生きるために、稼ぐために、日本語を「必死」で学び仕事を続けてきた結果からくるものでした。
普段から何気なく使っている、無意識で使っている表現が間違っている、
あなたにも経験があるのではないでしょうか。
(私はたくさんあります・・・)
曖昧であっても、極端に言えば言葉で伝えなくても感じ取ってしまう、
それは、相手の感情や行動、困っていることを察知し、
質の高いサービスに繋がっている日本人のすごさだと思っています。
言われたことをやる、契約したことがおれのやることだと主張する外国人では
なかなかマネのできない優れた所であり、
日本人として誇れることだと思います。
しかし、今日ではそうした良きところも崩れてきているのが目立ちます。
「若者にきちんと教えられる大人が少なくなっている」
学校における教師と保護者のあり方、
仕事の中で責任を任せられない上司と部下の関係や
伸びてこない新人に伸ばすことのできない先輩社員、
お客さま(私たちはクライアントと呼んでいますが)と提供する立場の位置関係などの
近年ピックアップされる数々の問題も小さな「ほころび」から
現在に繋がっているのではないでしょうか。
そのほころびの一つが、先にお話しした「言葉」の中にも現れていることを節に感じます。
しかるべき時に、しかるべき対応が取れるように、
日常の生活の中から心がけていかなくてはいけませんね。
いざ、というときにはあなたも私も普段の姿や本質の部分が出るはずですから。
P.S
フィリピン人のおばさんの話。
そのとき、私がはっとさせられたキッカケの言葉は「 格 」です。
相手はお酒が入っていましたが、こちらに伝えてくれているときの真剣な眼差しは
それまでの彼女の人生を思わせるものでした。
とてもありがたい出来事の一つです。
Natural Loungeの中谷です。
今年も、毎年恒例の流行語大賞が決まりましたね。
「 じぇじぇじぇ 」
「 今でしょ! 」
「 倍返し 」
「 お・も・て・な・し 」
他TOP10はこれです。
「ご当地キャラ」「アベノミクス」「特定秘密保護法」
「PM2・5」「ブラック企業」「ヘイトスピーチ」
TOP10の中から過去最高の4つの大賞を観ると
おもしろいことに気づきました。
あなたはどんなことに気づきました?
大賞の4つは、何かを意味する言葉としての存在価値が大きいわけではなく、
人が発する(発した)言葉であることです。
4つの言葉を聞くと、
どれも特定の人が浮かんできますよね。
もちろん、昔から使われている言葉であったり、
他の人も使っていたり、
TOP10の言葉も人が発する言葉ではあります。
しかし、大賞4語には強いパーソナリティーを感じます。
その人と取り巻く環境が創りだした「情景」「空気感」が鮮明で
心を動かした「言葉」だからこそ大賞になったのだなと感じています。
話を冒頭に戻しますが、
「あなた、言葉おかしいよ。」
これは、あなたに向けていったのではありません。
私が言われた言葉なのです。
あなたは自分の日本語に自信がありますか?
言葉は人を表していきます。
言葉には魂が宿るといわれます。
一つ一つの言葉の積み重ねがあなたを作り、また、人から見た「あなた」にもなっていきます。
先ほどの言葉、「あなた、言葉おかしいよ」。
これは、居酒屋で刺身を提供した時に、お客様のフィリピン人のおばさんに
ダメ出しされたのです。
私はなんの迷いも無く、
「お刺身になります」と言ってお出ししました。
するとそのお客さまは、
「それは、ならないよ。なるんじゃないよ。お刺身でございます、でしょ?
しっかりした言葉を使うと、格が上がっていくし、
お客様の質もあがってくるから
きちんとしないとダメだよ。」
こう指摘をしてくれたのです。
この方のおっしゃることは正しい。
生きるために、稼ぐために、日本語を「必死」で学び仕事を続けてきた結果からくるものでした。
普段から何気なく使っている、無意識で使っている表現が間違っている、
あなたにも経験があるのではないでしょうか。
(私はたくさんあります・・・)
曖昧であっても、極端に言えば言葉で伝えなくても感じ取ってしまう、
それは、相手の感情や行動、困っていることを察知し、
質の高いサービスに繋がっている日本人のすごさだと思っています。
言われたことをやる、契約したことがおれのやることだと主張する外国人では
なかなかマネのできない優れた所であり、
日本人として誇れることだと思います。
しかし、今日ではそうした良きところも崩れてきているのが目立ちます。
「若者にきちんと教えられる大人が少なくなっている」
学校における教師と保護者のあり方、
仕事の中で責任を任せられない上司と部下の関係や
伸びてこない新人に伸ばすことのできない先輩社員、
お客さま(私たちはクライアントと呼んでいますが)と提供する立場の位置関係などの
近年ピックアップされる数々の問題も小さな「ほころび」から
現在に繋がっているのではないでしょうか。
そのほころびの一つが、先にお話しした「言葉」の中にも現れていることを節に感じます。
しかるべき時に、しかるべき対応が取れるように、
日常の生活の中から心がけていかなくてはいけませんね。
いざ、というときにはあなたも私も普段の姿や本質の部分が出るはずですから。
P.S
フィリピン人のおばさんの話。
そのとき、私がはっとさせられたキッカケの言葉は「 格 」です。
相手はお酒が入っていましたが、こちらに伝えてくれているときの真剣な眼差しは
それまでの彼女の人生を思わせるものでした。
とてもありがたい出来事の一つです。
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